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東京都/一般社団法人 ジャパンベジタブルコミュニティ(JVEC)

阿部義通さん

主要品目野菜全般、果実、花卉、ハーブ
作地面積23区内のオフィスビル、商業ビルの屋上ほか

屋上菜園では90cm×90cmに規格化されたプランターで野菜や果物を育て、野菜であれば葉物、根物、実物と全般にわたり、ブドウ、レモンなどの果実やハーブも収穫しています。露地栽培の環境を整えられるわけではなく、特に土の量が限られるにもかかわらず、これだけ多種多様な作物を耕作できている秘密が、独自に開発した土壌の力であることは間違いありません。2021年には自然由来の資材として「フルボパワー」が加えられ、これを使ったスイカをはじめナスやピーマンなどの成長力を後押し、前年までとは目で見て分かる違いを明らかにしました。

屋上菜園とは別に、JVECは「神田藍愛プロジェクト」に関わっています。神田紺屋町といういまも残る地名が示すように、神田界隈は江戸を代表する藍染めの産地でした。かつての特産品を復活させるこのプロジェクトでも、JVECは染料となるアイの栽培に「フルボパワー」を導入。すると早速「葉を摘める時期が1か月早まり、摘んだ後もまた葉をつけるため、前年よりも葉の収穫回数と量が増えた」という成果があったといいます。来年はJVECがアイの栽培を指導する神田明神や近隣の商店でも、「フルボパワー」で生育力をアップさせた土を使う計画です。

阿部さんが都心の屋上緑化や屋上菜園に取り組み、十数年が経ちました。農地以上の安全が求められる都会の農業では、自然由来の資材だけを使用します。自然界の土中に含まれるフルボ酸を高純度化した「フルボパワー」は、その徹底した資材選びにマッチしていました。「都会で農業をする第一の理由は、そこで働いていたり暮らしていたりする人に癒やしを提供すること。ですから、見た目もきれいな美味しい作物を必ず収穫したいのです」。現在JVECが手がける屋上菜園は6か所。さらなる拡大に「フルボパワー」が貢献することを阿部さんは期待しています。

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一般社団法人 ジャパンベジタブルコミュニティ(JVEC)
阿部義通さん

商社勤務、会社経営を経て農業の世界へ。会社を畳んだ後の手慰みとして始めた作物栽培が癒やしの効果をもたらすことを実感するとともに、都市部における環境問題の改善に貢献するため屋上緑化に取り組む。これを屋上菜園に発展させ、ビルの屋上という限られたスペースと厳しい条件下で作物を作る独自のノウハウを開発する。