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東京都/一般社団法人 ジャパンベジタブルコミュニティ(JVEC)

阿部義通さん

主要品目野菜全般、果実、花卉、ハーブ
作地面積23区内のオフィスビル、商業ビルの屋上ほか

JR神田駅周辺の繁華街に立つオフィスビルの屋上に、“畑”があることはあまり知られていません。同ビルに本部を置くJVECが、野菜や果実を育てている屋上菜園です。代表理事の阿部義通さんは十数年前からビルの屋上を利用して、都心に緑を増やす活動に力を注いでいます。「当初は都市のヒートアイランド対策として芝生や植栽による屋上緑化に取り組み、その後、季節ごとに収穫がある菜園に発展させました。野菜づくりは人を和ませ、人同士をつなげるからです」。同社団法人を設立して6年、いまでは都内と千葉の6か所で屋上菜園を管理・運営しています。

都心部のビルの屋上で作物を育てるには、厳しい条件が課せられます。「人口密度の高い場所では化学肥料や農薬は使えませんから有機栽培となることはもちろん、最大の課題は土でした」。建築基準法が屋上に載せられる総重量を制限しているため、通常の土では作物を育てるために十分な厚みを確保できません。そこで比重の軽い土を使い、屋上菜園に適したプランターや畝づくりも独自に開発。さらに空孔の多い竹炭を混ぜ込んで土中の空気量の増加や微生物の活性化を促すなど、健康度の高い土壌づくりに挑みました。「フルボパワー」の採用も、その一環です。

阿部さんが「フルボパワー」を知ったのは、「私がめざす土づくりをよく知る人からの紹介。製品データを見て、その場で試用を決めました」。2021年春、まず使ってみた作物が、小玉スイカでした。マニュアルどおりに希釈した「フルボパワー」を土の表面や葉面に散布。すると明らかに成長が早まり、前年より1か月早い7月には1個目を収穫できました。結実した数も1本の親づるに3個ほどだったのが5個に増え、最終的な収穫量は前年比で1.5倍に。作柄も向上した成果を踏まえ、阿部さんは「フルボパワー」を使って栽培する作物を増やしました。

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一般社団法人 ジャパンベジタブルコミュニティ(JVEC)
阿部義通さん

商社勤務、会社経営を経て農業の世界へ。会社を畳んだ後の手慰みとして始めた作物栽培が癒やしの効果をもたらすことを実感するとともに、都市部における環境問題の改善に貢献するため屋上緑化に取り組む。これを屋上菜園に発展させ、ビルの屋上という限られたスペースと厳しい条件下で作物を作る独自のノウハウを開発する。

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