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岡山県/有限会社 濱農産

三宅信弘さん

主要品目シャインマスカット/ニンジン/ブロッコリー/ホウレン草
作地面積5.0ha

岡山県高梁市は、市のほぼ全域が吉備高原の上にある中山間部。昼夜の寒暖差が激しい土地は高梁川とその支流が運ぶ豊かな水に恵まれ、年間を通して霧が立ちこめることから雲海のまちとして知られています。濱農産がある川上町は市の南西部、広島県との県境に位置します。三宅信弘さんはこの土地で38年農業を営み、現在は海外からの研修生を含めた5人で、果実や野菜を生産しています。
「長年、電解水を利用した有機低農薬農法に挑んでいます。特に良質な微生物を活性化した土づくりには力を注いできました」と自身の農業を語る三宅さんが、『国産高濃度フルボ酸配合液』と出合ったのは2年半ほど前のことでした。

「消費者に安心して食べてもらえる安全な作物を栽培したくて、一言で有機低農薬といっても、いろいろな農法を試してきました。カルゲンや発酵カルシウムを使ってみたり、微生物ではバチルス菌や乳酸菌などを試してみたり。でも病気は抑えられず、なかなか農薬を減らせませんでした」
もともと肥沃な土の中にあるフルボ酸やフミン酸などの腐植物質に目をつけ、アメリカから輸入して使ってみたこともあったとか。しかし「価格が高くて、野菜栽培に使っていたのでは採算が取れませんでした」と、一度は断念。そんな折、生産者仲間の奥田忠司さんから紹介されたのが、国産で高濃度のフルボ酸「フルボパワー」でした。

「『フルボパワー』は特許技術で高濃度化した国産のフルボ酸で、価格はアメリカ産の1/20程度。それなら遠慮せずに使っても、販売価格と折り合いがつくだろうと試してみました」
シャインマスカットの葉面に「フルボパワー」を散布した直後「ぶどう棚を下から見たときに葉が小さくなってしまったと心配したんだけど、違っていた。夏バテして葉が垂れ下がってしまう時期なのに、葉の縁がパラボラアンテナみたいに上を向いたもんで、下からは葉が小さく見えたんです」。葉面がしおれずしっかりすれば、光合成量が増します。ブドウの木全体も生気に満ちたようで、迎える収穫が楽しみになったそうです。

profile
有限会社 濱農産
代表取締役
三宅信弘さん

1965年生まれ。岡山県高梁市で濱農産を経営。標高340mの丘陵地にある5haの圃場で、電解水を利用した有機低農薬農法によりトマトをはじめとする野菜を栽培。現在は主要生産品をブドウ(シャシンマスカット、ピオーネ)とし、その他ニンジン、ブロッコリー、ホウレン草などの野菜を栽培。2021年にぶどう棚を拡張予定。